当研究所の薄井雅俊主任研究員が第60回日本交通科学学会学術講演会において優秀講演発表賞(一般)を受賞しました。
2026.10.15
令和6年9月3日(火)に日本大学理工学部 駿河台キャンパスで開催された第60回日本交通科学学会学術講演会において、薄井雅俊主任研究員の講演が優れた講演内容を評価され優秀講演発表賞(一般)が授与されました。授賞式は、令和8年9月14日(月) に一橋大学一橋講堂で執り行われました。
交通事故における乗員や歩行者の被害を分析する手法として、実車を用いた衝突実験が有効ですが、多大なコストや時間を要するため、実施できる条件には限りがあります。交通安全環境研究所では、多様な衝突状況を効率的に再現し、適切な実験条件を検討するため、解析ソフトウェアPC-Crashを用いたシミュレーション技術の研究を行っています。特に、衝突ダミーの挙動を再現できるマルチボディモデル(NTSELダミーモデル)を開発し、様々な条件での衝突試験に活用しております。
受賞講演では、PC-Crashを用いたシミュレーション事例として、衝突試験時の車両挙動、自走可能な自転車乗員モデル、実際に発生したバスとトラックの衝突事故の再現、さらに交差点左折時のトラック運転席からの死角範囲の可視化などを紹介しました。これらの技術は、車両乗員、歩行者、自転車乗員等の安全性向上に資するとともに、交通事故による被害軽減に大きく貢献することが期待されます。

<一橋講堂学術総合センターで行われた授賞式にて。
日本交通科学学会会長の一杉先生(左端),薄井主任研究員(右端)>

