環境研究部では、各種の環境課題の解決、高度化・複雑化する環境規制・環境技術への対応等の観点から、基準策定・試験方法の改善等のための研究を実施し、公害の防止に貢献しています。
交通に関する地球温暖化の防止・環境負荷の低減・省エネルギーの推進・エネルギー源の多様化等に関する課題分析と施策提言を行う観点から、燃費基準の高度化・有害物質排出・騒音の評価方法の高度化等、環境にやさしい交通行動や環境負荷の低減に資する研究を実施しています。

燃料電池自動車、電気自動車等の環境性能評価等

2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、燃料電池自動車、電気自動車について、それぞれの車種に特有の影響(バッテリ性能劣化等)も踏まえつつ、安全・環境性能を評価するための方法に関する研究を行っています。また、性能評価手法の高度化を目指したOBDの活用による使用過程の車両性能情報収集方法の検討を行っています。

 

実環境走行でのエネルギー消費効率・有効排出物質等の評価等

実走行時の自動車のエネルギー消費効率・有害排出物質等に関して、試験法における再現性を従来より高めるとともに実環境走行時の公平な評価手法に関する研究を行っています。

 

実走行に即した騒音の評価等

自動車から発せられる騒音について、特に走行実態に即した評価に関する研究を行っており、違法マフラーの検出等、公道における街頭検査等の効率化を目指しています。

 

分野横断研究

運輸部門のCO2排出の約4割を占める商用車のカーボンニュートラルに向けて、他の研究所等と連携し研究を行っています。具体的には、エネルギーマネージメントや運行管理の最適化のため、外部研究機関と共同でシミュレーションシステムを構築しています。

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