ハイブリッド車等の静音性対策に関する研究

ハイブリッド車及び電気自動車は、CO2排出量の削減を進める上で普及促進を図ることとされており、近年、急増傾向にあります。その一方で、ハイブリッド車や電気自動車がモーターのみで走行しているときは、音が静かすぎて車両の接近に気がつかず危険と感じるという意見が、視覚障害者の方や、ユーザーから寄せられています。国土交通省は、平成22年1月に「ハイブリッド車等の静音性に関する対策のガイドライン」を定めました。このガイドラインでは、規制内容等必要な検討を行った上で車両接近音の装着を義務づけることとしており、国土交通省は、基準化に向けて検討を開始したところです。本研究では、この基準化を行うに当たって必要となる要件について、主に、接近音が必要となる状況、音の大きさ、音の認知性などの面から研究を行っています。