我が国の自動車騒音の認証試験法は、昭和46年に導入されましたが、導入以来、試験法は大きく変わっていません。しかし、自動車の走行性能は、騒音試験法を導入した当初と比べて、飛躍的に進歩しています。そのため、試験法で評価を行う自動車の状態と、一般の使用状態に違いが生じていることが確認されています。そのため、より効率的に騒音の規制を行うため、より一般の使用実態に近い試験法の検討が行われているところです。本研究では、乗用車、二輪車、大型車など、様々な車種を用いて、市街地での走行実態の調査や、テストコースでの騒音試験を実施しています。

テストコースでの試験風景