スーパークリーンディーゼル

軽油を用いて圧縮着火により運転する、一般的なディーゼルエンジンの原理を最大限生かしつつ、各種の排気対策技術を用いて、高効率と低公害化の両立をねらう。
本プロジェクトにおいてはサルファーフリー軽油(S分10ppm以下)の使用を前提とし、高過給による一部予混合圧縮着火燃焼を含む希薄燃焼新方式の採用、NOxセンサ、空燃比センサの活用による排気後処理の精密化と、高度な電子制御技術の採用により、多気筒のスーパークリーンディーゼル車に搭載するためのパワートレーンシステムとして、現行ディーゼルエンジンの熱効率を維持しつつ、2005年に予定されている新長期規制レベルをはるかに凌駕する大型車用ディーゼル機関の開発を目指す。