自動車技術の進化に対応した点検整備のあり方に関する調査

自動車も機械である以上故障等が発生する可能性があり、自動車の故障による事故を防止するためには、日頃からの点検・整備が必要となります。

一方、近年、自動車が長期間及び長距離にわたって使用される傾向が顕著になってきています。また、自動車技術は日々進歩しており、高度なエレクトロニクス技術を搭載した車両が増加しています。今後は、このような自動車の使用状況の変化に対応した点検・整備、自動車技術の進歩に対応したより高度な点検・整備も必要となってきます。

本研究では、車検整備前点検の実態調査結果や故障・事故データ等の統計調査結果をマクロ・ミクロの両面から分析することによって、車齢及び累計走行距離と壊れやすい部品、頻繁に調整すべき部品などとの関係を求め、劣化モデルを構築し、また、自動車技術の進化に対応した点検・整備のあり方について検討を行うこととしています。