自動車の電子制御の進展が安全性・信頼性に及ぼす影響に関する研究

最近の自動車は電子化が進んでおり、加速や制動などの車両制御は運転者のアクセル・ブレーキ操作をセンサ、コンピュータを介して電子的に処理されています。ABS(アンチロック・ブレーキシステム)をはじめとする自動車の安全性能はコンピュータやセンサをはじめとする電子システムと密接に関係があり、安全性を確保するためには電子システムの信頼性の確保が重要となります。しかしながら、現在の保安基準などの制度は必ずしも安全性に関わる電子システムに対応したものにはなっていません。本研究では、自動車の電子制御システムに関する安全上の問題を抽出し、制度上必要な方策について検討することを目的としています。