運転支援のための路面描画ランプに関する研究

現在、WP29/GRE(灯火器専門分科会)では、自動防眩型前照灯(Adaptive Driving Beam)の可変配光機能を利用して路面上に運転支援のための視覚情報を投影する「路面描画ランプ」について議論している。当研究所では、路面描画の安全性を検討するため、自車両前方に表示する路面描画の存在や路面描画の明るさ、表示位置、大きさ等の設定が、先行車のブレーキランプ点灯に対する反応時間に及ぼす影響を調査した。また、路面描画が他の交通参加者に与える影響を検討するため、対向車ドライバ、歩行者の視点から路面描画を観察する場合の可読性についても調査した。これらの調査結果をGREに報告し、路面描画ランプの基準化に貢献している。