索道の安全性向上に関する調査

索道の安全性向上のためには、予防保全技術、保守技術の向上が重要ですが、索道事業者の多くが中小企業であり、メンテナンスに多くの人員とコストを投資できない現状にあり、コストの低減が課題です。鉄道においては、低コストなプローブシステムが実用化の段階にあり、この技術を索道へ適用することにより、予防保全技術、保守技術の向上に寄与できる可能性があります。また、事故の再発防止に関しては、事故情報等の共有化が重要であり、活用しやすい情報共有化システムの構築と共にシステムの保守・管理が重要です。そこで、索道における磁界の現状レベルを把握すると共に、測定方法の提案を行う他、安全データベースの充実を図り、事故の再発防止に寄与します。