当所研究員が照明学会論文賞を受賞しました
2019年10月23日
令和元年9月11日、一般社団法人照明学会全国大会 表彰式において、照明学会論文賞が授与されました。照明学会論文賞は過去2年間の照明学会誌、英文誌に掲載された論文の中から特に優れたもの(1~2件/年)の著者に対して与えられる賞です。
今年度は、当研究所 自動車安全研究部の加藤洋子研究員が東京工業大学博士後期課程在席時に発表した「輝度コントラスト評価図による減能グレアを考慮した視認性推定法」(2019年2月,照明学会誌103巻2号に掲載)が選ばれました。減能グレアとは、夜間の自動車のヘッドライトのように、高輝度なまぶしい光源が視野内に存在した際に、その周りに存在する物の視認性が低下する現象であり、安全性に大きく影響するものと考えられます。本研究では、減能グレアによって生じる視認性低下の程度の推定手法を確立し、その内容が高く評価されました。
本研究の成果は、当研究所で行う今後の自動車の灯火器の研究や安全基準策定において役立てられる予定です。