令和3年7月8日に、国際連合欧州経済委員会自動車基準世界フォーラム（WP29）における自動車のサイバーセキュリティに関するワークショップ（非公開、ウェブ会議方式）を開催し、交通安全環境研究所が国際連合欧州本部とともに事務局を務めます。

　これまで当研究所では、国際連合欧州経済委員会自動車基準世界フォーラム（WP29）において、自動車のサイバーセキュリティ等に関する専門家会議（CS/OTA IWG）に参画し、新国哲也情報セキュリティ審査センター長がその共同議長を務めるなど、国際基準策定に貢献してまいりました。

　当研究所においては、その成果を活用し、令和2年7月に情報セキュリティ審査センターを設置して、自動車のサイバーセキュリティに関する審査を適切に実施し、その結果が令和2年11月に世界初となるレベル３の自動運転車の型式指定につながっています。

　本ワークショップを通じて、我が国における自動車のサイバーセキュリティに関する審査手法を参加国に紹介することにより、その国際的な展開を図り、我が国のみならず諸外国における自動車のサイバーセキュリティ対策へのさらなる貢献に努めてまいります。

　          　
                                              ワークショップのプログラム

      
　　　　　　　　      CS/OTA IWG 会議の様子（中央：新国共同議長）