交通研と米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)とのテレビ会議がスタートしました
交通研と米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)とのテレビ会議がスタートしました
2010年12月15日交通研と米国運輸省道路交通安全局(NHTSA: National Highway Traffic Safety Administration)との初めてのテレビ会議が開催されました。会議は、ワシントンにあるNHTSA、オハイオ州にあるNHTSAの研究施設VRTC(Vehicle Research & Testing Center)および交通研の3カ所をむすんで行われ、NHTSAワシントンからはMardox研究部長、VRTCからはSaul所長など、また交通研からは安藤自動車安全研究領域長ほかが参加しました。
会議では自動車安全研究に関して3つのテーマが取り上げられました。NHTSAからは、米国における携帯電話の使用規制(distraction)の進捗状況やASV(先進安全自動車)の研究の現状、予防安全装置のアセスメントへの導入などに関する説明がプレゼンテーション資料を使ってありました。また、交通研からはドライブレコーダのデータを使った歩行者事故の分析に関する進捗が説明されました。
交通研とNHTSAとのテレビ会議は、2008年交通研の大橋理事長がNHTSAを訪問した際、Kanianthra副局長(当時)と、自動車の安全研究分野での交流を促進するとの合意に基づくもので、昨年9月から準備を進め、数回の接続テストを経て正式にスタートしました。 交通研とNHTSAは今後も定期的にテレビ会議による情報交換を行うこととしており、次回は3月を予定しています。
テレビ会議の様子

NHTSA(左画面)
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VRTC(左画面)
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