故米澤英樹主幹研究員がU.S. Government Awards for Safety Engineering Excellenceを受賞しました
2011年07月05日

故米澤英樹主幹研究員がU.S. Government Awards for Safety Engineering Excellence (通称NHTSA賞)を受賞しました

2011年6月13日、ワシントンで開催されたESV国際会議において、当研究所主幹研究員の故米澤英樹氏にU.S. Government Awards for Safety Engineering Excellence(通称「NHTSA賞」)が授与されました。NHTSA賞は、自動車の安全研究や安全対策の分野で多大の功績を認められた研究者に贈られる賞で、2年に1回開催されるESV国際会議において行われます。米澤氏は、衝突安全分野やチャイルドシート安全性向上、 JNCAPの評価法の開発、UN/WP29における自動車安全基準の国際調和活動等幅広い分野にわたって活動したこと、また、国際社会の中での指導的な役割が高く評価されたも ので、交通研を含む我が国政府関係機関としては初めての受賞者となりました。

授賞式には4月に急逝した米澤氏本人に代わって夫人が出席しましました。各国の受賞者の最後に紹介された米澤氏については、NHTSAのストリックランド長官が米澤氏のこれまでの功績を称えるとともに、氏の急逝は国際社会にとって大きな損失であるとの挨拶をしました。これに対して米澤夫人は感謝を込めたスピーチを行いました。

ESV(Enhanced Safety of Vehicles)国際会議は米国運輸省道路交通安全局(NHTSA:National Highway Tarffic Safety Administration)の主催で2年毎に開催される、自動車の安全性に関する国際会議で今回が22回目の開催です。事故分析、安全基準、子供安全、自動車アセスメント等幅広い分野で各国からのプレゼンテーションが行われました。交通研からは、自動車安全研究領域の松井靖浩・細川成之の両主席研究員が発表を行いました。

授賞式でのスピーチ

授賞式でのスピーチ

ストリックランド長官〈右)と

ストリックランド長官〈右)と