自動車研究部研究員が自動車技術会賞を受賞しました
2016年07月01日
5月に開催された自動車技術会2016年春季大会において、当研究所自動車研究部研究員が昨年発表した論文の新規性・独創性を認められ、第66回自動車技術会論文賞を受賞いたしました。

受賞論文名 重畳表示像が前方対象物の変化感受性に及ぼす影響調査
受賞者 木村 賢治(トヨタ自動車株式会社)、森田 和元(当研究所自動車研究部)、関根 道昭(同)、榎本 恵(同)

自動車用ヘッドアップディスプレイ(HUD)は、表示が明るく、表示範囲が広がり、複雑な図形や動画なども表示できるように進化しています。一方、HUDは前方の景色に重ねて表示されるため、運転者の安全確認に影響する可能性があります。本論文は、当研究所が開発したHUD評価専用車両により、運転への影響が少ないHUDの表示範囲や表示数などを明らかにしました。この成果がHUD技術の安全な普及や発展に大きく貢献すると期待され、今回の授賞に至りました。