交通安全環境研究所 National Traffic Safety and Environment Laboratory

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ロープ駆動式交通システムの安全性に関する研究

研究期間

平成16年度~平成18年度

研究スタッフ

千島 美智男(チーム長)、細川 成之、佐藤 久雄

研究の目的と概要

近年、都市内交通システムとして、新交通システム等が建設されているが、建設費がネックとなっており、建設を検討している地方都市においては、導入が困難となっているのが現状である。一方、ロープ駆動システムは、建設費が他のシステムに比較して低廉であり、地方都市等に適したシステムの一つであると考えられる。ロープ駆動式システムは、ロープを介して車両を駆動または架空・牽引している。従って運行の安全性・信頼性を確保するためには、脱索の防止、ロープの強度の確保等が重要である。本研究では、脱索に至る過程での輪重変動を明らかにし、脱索の防止並びに脱索現象の究明に資することを目的に実施する。また、導入が検討されている新形式のロープについて、その特性を把握し導入の可能性を検討するための基礎資料を提供する。

期待される効果

動的な輪重測定が可能となれば、運転保安に関する技術上の基準の整備が促進されるとともに、安全な運行や乗り心地の向上をはかることができる。また、輪重の性格な測定は脱索・脱輪のメカニズムを解明するために重要であり、輪重変動を検知することにより脱索防止装置としての活用も期待できるほか技術基準整備に際しての技術的資料として活用できる。このほかロープについては、省令改正、JISの改正の際の技術的資料として活用できるとともに、事業者においては、使用できるロープの選択肢を拡大することができる。