交通安全環境研究所 National Traffic Safety and Environment Laboratory

環境研究部

環境研究部では、各種の環境課題の解決、高度化・複雑化する環境規制・環境技術への対応等の観点から、基準策定・試験方法の改善等のための研究を実施し、公害の防止に貢献しています。
交通に関する地球温暖化の防止・環境負荷の低減・省エネルギーの推進・エネルギー源の多様化等に関する課題分析と施策提言を行う観点から、燃費基準の高度化・有害物質排出・騒音の評価方法の高度化等、環境にやさしい交通行動や環境負荷の低減に資する研究を実施しています。

地域環境対策の分野

自動車の排出ガス・燃費測定方法についての研究・提案を行い、国内および国際的な場において、試験法についての議論を主導します。自動車から排出される未規制物質(大気汚染物質及び人体有害物質)の計測方法についても研究を行い、当該分野の実態把握を目指しています。また、使用過程車の排出ガス対策として、大気汚染物質等の排出実態把握、車載故障診断装置(OBD)の活用を含めた基準・検査方法の確立、基準導入に係る効果評価に関する研究などを行っています。
自動車騒音についての研究・提案を行い、騒音試験方法の国際基準調和に必要な国内基準との比較、試験法の確立を行い、国際基準策定の加速に貢献します。また、使用過程車の騒音対策に資する将来基準検討に必要な実態把握、試験方法の確立、基準導入の際の効果評価などを行い、環境基準未達成地点を中心に騒音に係る地域環境の改善に貢献します。

地球温暖化の防止等の分野

急速に普及の進むハイブリッド車や電気自動車等の燃費・電費基準策定に必要な研究を実施しています。また、先進的な燃費改善技術、エネルギー多角化に対応した燃費試験法の高精度化のための具体的方策を研究し、将来燃費基準案及び試験方法の改善検討、さらには関連の国際調和試験方法案の策定検討に貢献することを目指しています。
総合環境負荷低減の観点から、ユーザーへ適切な車種選択を促すための燃費ラベル要件の検討を行います。また、エアコン使用時の燃費への影響評価手法を含め、試験方法を目指し研究を行っています。さらには、自動車用エネルギー利用の判断材料となるLCAの観点を含めた総合環境負荷等の評価手法の確立を図り、多様化する自動車用エネルギーの効率的選択、最適利用の促進に貢献することを目指しています。

分野横断的課題等の分野

まちづくり等のインフラ設計と連携した次世代交通ネットワークシステム(超小型車両、BRT、LRT等)による低炭素交通システムのサブステイナブルなネットワーク化の効果評価、構築および技術基準整備のための基礎資料の策定を行い、地域交通における接続可能なネットワークの実用化、普及に貢献します。また、高齢化・過疎化に対応した安全で低環境負荷、低コストの次世代移動手段の検討を行います。