交通安全環境研究所 National Traffic Safety and Environment Laboratory

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自動車排出ガス中のナノ粒子計測法に関する研究

研究期間

平成14年度~平成16年度

研究スタッフ

後藤 雄一(チーム長)、河合 英直

研究の目的と概要

排出ガス規制の強化により、自動車から排出されるPM(粒子状物質)の重量排出量は低下傾向にあるが、排出ガス対策が高度になるに従い粒径分布が微小化するため、微粒子の数濃度に対する関心が高まっている。欧州では、健康影響に対する懸念から、その排出規制を念頭に微小粒子の計測法の検討が行われている。しかしながら、微小粒子の排出は、複雑な要因の影響をうけるため、自動車からの排出実態や大気中における挙動に関する十分な知見が得られていない。本調査では、自動車から排出される微小粒子の粒径等に係る測定法を確立するために、各種粒子計測装置を利用して測定法の相違による粒径分布への影響を把握するため調査を行う。

期待される効果

ディーゼル・エンジンなどの内燃機関から排出されるナノ粒子が,肺疾患に甚大な影響を及ぼしていると言われているので,本研究により排ガス中におけるナノ粒子の生成・消滅過程が明らかとなれば,大気環境の研究に携わっている研究者や実務者に貢献できると思われる。ディーゼル車からのナノ粒子等の微粒子排出実態が明らかとなり、今後の規制を検討する際の重要な技術的資料として活用できる。ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会報告書で定性的なPMの危険性について指摘されており、次の段階として定量的なPMの危険性を算出するために必要な技術的資料として活用できる。