交通安全環境研究所 National Traffic Safety and Environment Laboratory

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自動車の歩行者脚部保護性能に係る基準策定のための調査

研究期間

平成16年度~平成20年度

研究スタッフ

米澤 英樹、 松井 靖浩、 細川 成之、 高木 俊介

研究の目的と概要

国内の交通事故による死者のうち歩行中のものは約3割を占めることから、歩行者対自動車の衝突事故による死者被害軽減は重要な課題として位置付けられてきました。我が国では、歩行者保護対策として2005年に世界に先駆け頭部保護基準を導入し、交通事故死者数の低減に大きな効果を上げてきました。

しかしながら、歩行者事故において60%の歩行者は下肢に傷害を受けます。下肢傷害は死亡に至ることは少ないものの永久傷害に繋がる膝靭帯の傷害が含まれるため、交通事故における歩行者の脚部保護対策も重要な取り組みとなっています。

本調査では、自動車の歩行者脚部に対する加害性を低減させるため、自動車の歩行者脚部保護性能に係る基準の策定を目的としました。特に、欧州指令(EU指令)で既に採用されているTRL(Transport Research Laboratory)製脚部インパクタによる試験及び現在開発が進められているフレキシブル脚部インパクタによる試験をそれぞれ実施し、両者の特性を取得することで歩行者脚部保護基準導入のための基礎資料を整備しました。

脚部インパクタ試験状況(左:TRL、右:フレキシブル)