交通安全環境研究所 National Traffic Safety and Environment Laboratory

松井靖浩主席研究員がSAE InternationalよりSAEフェローの称号を授与されました

2013年05月08日

2013年4月16日、米国デトロイト市コボセンターで開催されたSociety of Automotive Engineers International (SAE International、米国自動車技術会)年次大会において、当研究所主席研究員の松井靖浩氏がSAEフェロー称号を授与されました。SAEフェローは自動車技術において科学技術やリーダーシップの顕著な功績を挙げた人へ授与される称号で、1975年に開始されてから全世界で623人が授与され、松井靖浩氏は日本人として38人目となります。

松井主席研究員は,交通事故などによる衝撃によって人体の頭蓋骨・脳や内臓組織が受ける傷害を研究する生体工学(BIOMECHANICS)の分野で基礎的な研究に従事してきました。車両乗員の頭部や腹部の傷害発生メカニズムの解明、歩行者脚部の傷害基準値を導出しました。このような研究の結果として、衝突時に歩行者の頭部に発生する傷害を評価するための頭部模型(インパクタ)を世界に先駆け開発しました。また、歩行者の脚部については、バンパーの安全性として日欧の安全基準や自動車アセスメントで採用されています。最近では、高齢歩行者の行動特性の認知・判断特性や歩行挙動の分析手法の開発に取り組んでおり、近い将来普及が望まれる車載の事故防止システムへの活用が期待されています。

授与式典では、SAE会長の Donarld Hillebrand 博士よりSAEフェローの認定証が授与されました。今回、松井主席研究員を含め21名がSAEフェロー称号を授与されました。